輸出戻し税(ゆしゅつもどしぜい)

「消費税還付金」とも。消費税は日本国内で消費されたものにかかる税なので、輸出品は免税となる。輸出品の原材料も免税となるため、輸出品を生産したメーカー等は、輸出品の原材料の仕入れ時に支払った消費税分を控除できるが、控除額が課税額より大きくなった場合には還付してもらうことができる。実は、これが輸出企業の多い経団連等が消費税率引き上げに賛成する理由の一つだと指摘する人もいる。つまり、輸出戻し税が、事実上、輸出企業への政府補助金と同じ働きをしているというのである。実際、下請け企業が消費税分を負担した上で、元請けの大企業が輸出戻し税として還付金を受け取るというケースが多いとの指摘もある。


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