シェールガス(しぇーるがす)

頁岩(けつがん=シェール)と呼ばれる地層から採取される天然ガス。従来型の天然ガスは砂岩に貯留しているのに対して、シェールガスは泥岩に貯留している。そのため、採掘が難しかったが、2000年代に採掘技術が確立し、実用化が可能となった。生産量が増え、エネルギー事情を大変革させる可能性があったことから、「シェールガス革命」などと呼ばれた時期があったが、その後、価格の低迷と莫大な初期投資の必要性、さらには当初言われていた「温室効果ガスの排出量が少ない」という主張への大いなる疑念などから、一時の熱狂ぶりはなくなりつつある。なお、シェールガスとオイルシェールガスはまったく別のものである。


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