ゲーティッド・コミュニティ(げーてぃっどこみゅにてぃ)
「Gated Community」。住宅地の周囲を高い塀で囲い、ゲート(検問所)を置いて、住人以外、中に入れないようにしたコミュニティ(区域)。住人しか入れないので防犯性が向上するが、警察や消防などの公的サービスも入りにくくなるため、治安維持や防災などを自分たちで(自分たちの費用で)行わなければならない。富裕層が「自分たちだけ安全ならいい」という考え方のもとで作られるケースがほとんど。ナショナリズムによる助け合いの精神など皆無で、富裕層は「周囲の治安がどれほど悪化しようと自分たちには関係ない」と考える一方、ゲートの外側では貧困層が貧困にあえぎ、犯罪が多発するという、資本主義、自由主義が行きつく究極の姿として批判されている。