第59回「日本最大の国難」 2015年7月23日

三橋はブログなどでギリシャの「地中海難民問題」を
繰り返し取り上げていますが、これには理由があります。
実は、三橋は将来の「日本最大の国難」は、首都直下型地震や
南海トラフ巨大地震の発生ではなく、中国との軍事衝突ですらなく、

「中国共産党が崩壊し、支那大陸が内乱状態になり、
 何十万、何百万もの中国難民が東シナ海を渡り、我が国に押し寄せる」
事態であると考えているためです。

日本が「日本」であるためには、外国人、特に中華人民共和国の人民を
国境で押しとどめなければなりません(すでに70万人も入ってきていますが)。

中国共産党の政権が消滅する、あるいは統制力が無くなり、
各地の軍閥が争うようになれば、間違いなく膨大な中国人民が
日本に逃れようとします。そのとき、どうするのでしょうか。

現在の欧州では、「人道主義」に重きが置かれ、しかもダブリン協定があるため、
地中海難民をイタリアやギリシャが「自国の負担」で受け入れざるを得ません。
イタリアに至っては、あまりにも沈没事故が多いため、率先して難民船を「救助」している有様です。

何しろ、難民は「50人乗りの船に、500人乗せる」といった
無茶苦茶をやりつつ、地中海を北上してきます。

すでに、千人単位の難民が地中海で命を失ったのはご存知の通り。

同じ光景が、東シナ海で見られるようになったとき、日本国はどうするのでしょうか。
瞬く間に数百万人に達するであろう中国難民を、「人道主義」に則り、受け入れますか?
あるいは、情報統制した上で、軍事力を行使して撃沈してしまいますか?

いずれにせよ、日本はそのとき、史上最悪の「国難」に見舞われることになるのです。

長谷川慶太朗氏は「中国分裂」のネタが大好きですが、勘弁して欲しいです。
たとえば、中国が七つの国に分裂した日には、日本は近隣に「七つの核保有国」を
持つことになってしまうのです。(しかも、中身が中国人の国です・・・)

中国が本当に分裂した日には、各国は例により内乱(というか「戦争」ですが)を始め、
我が国に向けて難民が吐き出されることになるわけでございます。

三橋は中国共産党は地球上から消滅するべきだと思っていますが、
それでも「中国分裂」という事態よりは、共産党独裁の下で曲がりなりにも
「国家」としてのコントロールが維持された方が「マシ」なのでございます。

もっとも、難民を送り出してこそいないものの、中国共産党は
すでに日本に「洗国」を仕掛けています。

洗国とは、支那大陸において「他国」を乗っ取る際に多用される(多用された)手法です。
まずは、国内の流民を数十万人規模で「対象国」に移住させる。
当初は「外国人労働者」として、いずれは「移民」として、
膨大な支那人を送り込み、現地に同化させていくわけでございます。

やがては、支那本国から官僚が送り込まれ、その国・地域を中華帝国の支配下に置く。
チベットやウイグル、あるいは満州でやられたのが、まさにこの「洗国」なのです。

すなわち、中国の存在は共産党独裁が続こうが、分裂しようが、
我が国に巨大な脅威を与えることになるわけです。

さて、どうするべきでしょうか。
難しい問いです。
極めて難しい問題の答えを、日本国民一人一人が真剣に
考えなければならない時代が、すでに訪れてしまったのです。

だからこそ、日本国民は今、地中海難民の実状を知るべきという話でございます。

今週も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

コメント数:4

  • 本当に大変な問題ですね。中国人が内乱を逃れてやってくるとなるとお人よしの日本人は,可哀想にと至れり尽くせりしてあげて挙句は母屋を乗っ取られてしまう。なんてことになりかねない。とりあえずは外国人には土地、家屋など不動産は売らない、売買は不成立,ということを厳密に実行するとか、ちょっと今のグローバル社会には反することも考えるべきではと思うのですが・・・無理かな?

  • 我流キンちゃん

    先生のおっしゃる通り、軍閥の割拠する昔のシナになったら、核の恐怖は勿論、難民の問題、もう始まってるという洗国(中国語?)の恐怖 彼らには実績があるだけに怖いですね 何方か、中国に勝たなくてよかった、勝ったら今頃日本は無くなっていたという人がいました ほんとに満洲人は消滅してしまったのですか とにかく、13億以上の人間を食べさせるのは大変なことですね 何か、習近平さんを応援したくなりました やはり、会員になってよかったです 習さんが日本を攻めないから、何とか協力してくれと言ってもだめですかね 約束は中国は守りますか 嘘はつくこと当たり前ですが!

  • 近代国家としての体を為して居ない、中国や韓国と隣人としてどのように付き合って行くか、空恐ろしくすら思います。

  • これからの日本の国難は間違いなく中国、朝鮮問題でしょう。同じ東アジアの隣国で歴史的にもつながりの深い関係に有りながら日本人とは異質な外来種です。島国日本の人と生き物は外来種に弱く人、物の往来が盛んになったグローバル社会ではやがて絶滅危惧種に成りかねません。ガラパゴス化です。
    20年前と比べても生活実感としてどこのゴルフ場、スーパー、ホテル、その他でハングル文字や中国語
    の併記表示、中国人労働者などがあふれています。日本のゴルフトーナメントでも毎年朝鮮人や中国人
    に賞金を掻っ攫われて行く現状を見ても侵略されたように思います。日本人がだらしないと言えばそれまでです。韓国資本のゴルフ場買収、中国人による不動産買収、数十年後には日本人は中国語を話すと予測する人もいます。中国の属国になるか、アメリカの属国になるかというとアメリカは科学技術、物作りの技術に優れた日本、軍事的にも鶴翼の陣を敷いた要塞のような日本列島は太平洋の制海権を握る上でも絶対に手放さないでしょう。だからアメリカ合衆国の一州に併合されたほうが幸せなんていう日本人も少なくありません。それが嫌なら食料自給率を高め、次世代エネルギーの開発、自国防衛力のハイテク化、自主自存の侵略されない日本を目指すしかないでしょう。

コメントを残す