大型間接税(おおがたかんせつぜい)

個別の商品・サービスではなく、原則としてすべての商品・サービスにかける間接税を指す。例えば、酒類には酒税がかかっているが、これはアルコール飲料という個別の商品にかかる間接税なので、大型間接税ではない。それに対して、消費税は原則としてあらゆる商品・サービスにかかるので、大型間接税である。日本で消費税導入が議論され始めた頃、政府もマスコミも「大型間接税」という用語を使用していた。中曽根康弘元首相が導入を目論んだが、世論の反発によって断念した。その後、若干の修正をかけ、名称を「消費税」と変えて、竹下昇元首相が、「大型間接税」を導入した。


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