人頭税(じんとうぜい)

所得や資産にではなく、一人一人の人間に同じ税額を課す税金。一見、平等に見えるかもしれないが、所得や資産の額に関係なく、すなわち高所得者も低所得者も同額(同率ではない)の税が課せられる、究極の不公平税である。古代ギリシャでは在留外人に、古代ローマでは市民権のない者に、中世ヨーロッパでは農奴に課せられるなど、奴隷的、差別的意味合いも強かった。


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