金学順(きむはくすん)
1991年、自ら「慰安婦である」と名乗り出て、いわゆる従軍慰安婦問題に関する多くの証言を行った。いわゆる従軍慰安婦は、日本軍が若い女性を強制連行して慰安所に連れて行ったという話になっているが、彼女の証言では、15歳の時に妓生(キーセン・次項参照)の養成所に40円で売られ、養成所を卒業後、義父によって中国の日本軍慰安所に連れて行かれた(証言の中には「義父に連れて行かれる途中で日本兵にスパイと疑われ、軍の施設に連れて行かれた」というものもある)という。いずれにしても、軍が朝鮮半島の女性を慰安婦にするために、何万人もの人を強制連行したという話とは異なる。