実質賃金(じっしつちんぎん)

支払われた賃金を貨幣額でそのまま表したものを「名目賃金」と呼ぶが、この名目賃金を消費者物価指数で割ったものを「実質賃金」という。つまり、物価を考慮に入れた上で、実際の購買力としての賃金を表している。「名目賃金」が上昇しても、物価がそれ以上に上昇した場合、実際上の購買力は低下する。例えば、賃金が10万円から11万円に増えたとしても(名目賃金が増えたとしても)、それまで10万円で買えたものが12万円になっていたとしたら(物価が上昇したら)、買うことができない(購買力が低下する)。


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