ブロック化(ぶろっくか)
国や団体が連盟を結び、関係を深め、他を排除すること、もしくはその傾向のこと。ここでは、第二次世界大戦前に欧米列強が行ったブロック経済を指す。植民地や半植民地と本国とが経済的な結びつきを強め、他国とは経済障壁を設けることで、ブロック内の経済を守ろうとした。また、植民地を多く持つ国は、資源の確保も有利になった。これによって、植民地を持つ大国(持てる国)と持たない小国(持たざる国)との経済的な衝突が起こり、戦争へと進む一因となったというのが一般的な解釈だが、そもそもそれ以前に、グローバリゼーションが進んだ中での金融自由化(当時は、金本位制下での金の輸出入の自由化)でバブルが起こり、世界恐慌というバブル崩壊で世界的なデフレになったことが第二次世界大戦へと進む根本原因だったといえる。