トマ・ピケティ(とまぴけてぃ)

(1971-)フランスの経済学者。パリ経済学校の設立に寄与し、初代代表となる。『21世紀の資本』(仏題:Le Capital au XXIe siècle、英題:Capital in the Twenty-First Century)の著者。同書は2013年にフランスで刊行され、2014年には英語訳され、アメリカで50万部を超えるベストセラーとなった。ピケティは同書で「長期的に見ると、資本収益率(r)は経済成長率(g)よりも大きくなり、必然的に富の集中が起こって、貧富の格差が拡大する。それを是正するためには、世界的に累進課税によって富裕層の所得・財産両方に重く課税すべし」と主張している。すなわち富裕層を富ませても効果的な「トリクルダウン」は起きないと述べている。


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