ハル・ノート(はるのーと)

1941年11月26日(日本時間27日)、大東亜戦争開戦直前の日米交渉でアメリカ側から日本側へ提示された提案文書。アメリカ側の交渉当事者コーデル・ハル国務長官の名前からこう呼ばれている。日本軍の中国および仏領インドシナからの全面撤退、中華民国内の国民党政府(蒋介石政権)以外のいかなる政権も認めないなど、「アジアを満州事変以前の状態に戻せ」という内容だった。日本にとってはとうてい受け入れがたく、またこのハル・ノートをアメリカ側からの最後通牒と受け止めた日本側に開戦を決意させたとされている。


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