CPI(シーピーアイ)

消費者物価指数、consumer price indexの略。通常、単にCPIという場合、何も手を加えずにそのままの数字で計算する「総合指数」のこと。それに対して、生鮮食品を除く総合指数を「コアCPI」、食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数を「コアコアCPI」という。「コアCPI」は天候などによる価格変動の激しい生鮮食品を除いているが、エネルギー価格は含まれている。対して、「コアコアCPI」は、酒類を除く食品価格とエネルギー価格を除いた指数。「コアCPI」は日本独自の指数で、世界的には「コアコアCPI」が一般的である(海外では、日本でいう「コアコアCPI」のことを「コアCPI」と呼ぶ)。日銀の「インフレ目標2%」は「コアCPI」を基準としているが、これだとほぼ輸入に頼っているエネルギーの価格が仮に大きく高騰した場合、他の価格が横ばいもしくは下落していても「インフレ目標2%達成」となってしまうことがある。なので、本来、「コアコアCPI」を基準にすべきなのだが、なぜか日銀はそうしていない。


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