李承晩ライン(りしょうばんらいん)

戦後、日本の漁業の操業は、1945年9月27日以降、マッカーサー・ラインと呼ばれる領域で許可されていたが、1952年のサンフランシスコ講和条約締結以降は廃止されることになっていた。それを知った韓国はマッカーサー・ラインの継続(ならびに竹島の領有等)を求めたが、認められなかった。すると、韓国大統領・李承晩は1952年に突如、一方的に排他的経済水域を設定した。これが「李承晩ライン」である。当時の日本はまだGHQ支配下で主権がなく、どうにもならなかった。1965年の日韓漁業協定の締結で、漁業の操業可能な領域は確定し、李承晩ラインは、事実上、廃止されたが、韓国による竹島の実効支配は続いている。


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