日韓基本条約(にっかんきほんじょうやく)
1965年6月に日本と韓国との間で結ばれた条約。「日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約」。第二次世界大戦後、日本はサンフランシスコ講和条約によって主権を回復し、世界の舞台に復帰したが、韓国は連合国とは認められず、サンフランシスコ講和条約への調印は許されなかった。そのため、日韓関係の正常化のための交渉が続けられ、1965年に日韓基本条約として成立した。なお、この協定において日本は韓国に対し、朝鮮に投資した資本及び日本人の個別財産のすべてを放棄するとともに、約11億ドルの無償資金と借款を援助すること、韓国は対日請求権を放棄することに合意している。