日中戦争(にっちゅうせんそう)
教科書的な解説では、「1937年から1945年まで、日本と中華民国(国民党政府)との間で行われた軍事的紛争」のこと。1937年7月7日に起きた盧溝橋事件が発端とされる。1937年8月13日の第二次上海事変後に戦闘が本格化する。ただし、この時点では日本側も中華民国側も宣戦布告をしておらず、「戦争」と呼ぶのは正しくない。近衛文麿内閣は「支那事変」と呼称することを閣議決定したが、1941年12月9日に中華民国が日本に宣戦布告したことを受け、東条英機内閣は大東亜戦争の一部に組み込むことを閣議決定した。