文化大革命(ぶんかだいかくめい)

中国で1966年から1977年まで続いた社会改革運動。中国における資本主義の復活を阻止し、新たな社会主義文化を創出するという名目だったが、実際は、大躍進政策(次項参照)の失敗によって失脚した毛沢東らが、自身らの復権をもくろんで起こした権力闘争だった。毛沢東の「革命とは暴動であり、一つの階級が他の階級を打ち倒す激烈な行動である」という言葉が、一種のスローガンとなって、各地で暴動や大量殺戮が起こった。また、宗教を否定するマルクス主義に則って、教会や寺院などの宗教施設や文化財が破壊され、僧侶など多くの宗教者が弾圧された。


コメントを残す