固定相場制(こていそうばせい)
為替相場の変動を固定、あるいは小幅に限定する制度。固定相場制には、例えば、アメリカ・ドルと連動させる「ドルペッグ制」(例えば、1ドル=360円時代の日本円はドルペッグ制)などもあるが、中国の場合、中国人民銀行(中国の中央銀行)が介入して為替レートを管理する「管理フロート制」を採用している。形の上では市場メカニズムを取り入れているかのように見せているものの、実際は中央銀行が適宜、介入して、為替レートを管理している。実際の通貨の価値を反映していないとして、批判が高まっている。