プランテーション(ぷらんてーしょん)

アフリカ、東南アジア、ラテンアメリカなど、熱帯・亜熱帯地域の広大な農地に大資本を投入し、現地の安価な労働力を利用して、単一作物を大量に栽培する(モノカルチャー)大規模農園。帝国主義時代、欧米列強が植民地・半植民地で茶、コーヒー、ココア、さとうきび、パイナップル、ゴム、綿花といった、本国では栽培しにくい作物を栽培した。労働条件が劣悪だった上、作物の多くが本国で使用するための商品作物だった。なお、こうした地域では現在でも多くのプランテーションがあり、その国の外貨獲得の大きな手段となっている一方、天候不順や自然災害によって経済が立ちいかなくなったり、国内で必要とされる食物の生産がおろそかにされ、飢餓の原因の一つとなるなど、負の影響も少なくない。


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