ブロック経済(ぶろっくけいざい)

本国と植民地、あるいは同盟国との間で関税同盟や特恵関税によってブロックを形成し、そのブロック内の市場や産業を守ろうとする経済体制。1932年、世界大恐慌対策のためにイギリスがオタワ協定で特恵制度によるブロックを形成したのを発端に、アメリカ、ドイツ、日本なども形成していった。世界大恐慌によって起こった深刻なデフレに対処するために行われた政策。各国がブロックを大きくしていった結果、衝突が起こり、第二次世界大戦に至ったと解釈する学者もいるが、実際にはデフレ期に行われる保護貿易政策なので、戦争の原因とまでは言えない。むしろ、デフレそのものが戦争の原因と言った方が近い。


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